1949-06-09 第5回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第2号
問題になりますのは、企業再建整備法によつて國家補償打切りの結果生じた損失の穴埋めのために、債権者の債権を切捨てたもの、又その前に株式資本を切捨てたというようなことがございまして、株式資本の切捨てに対しては、むしろ再評價によつて或る程度利益を與える方が正しいと言い得るのでありますが、債権を切捨てた部分に対しては、結局そういうふうに債権を切捨てなくちやならないようになつた理由は、あのときの資産の評價を帳簿價額以上
問題になりますのは、企業再建整備法によつて國家補償打切りの結果生じた損失の穴埋めのために、債権者の債権を切捨てたもの、又その前に株式資本を切捨てたというようなことがございまして、株式資本の切捨てに対しては、むしろ再評價によつて或る程度利益を與える方が正しいと言い得るのでありますが、債権を切捨てた部分に対しては、結局そういうふうに債権を切捨てなくちやならないようになつた理由は、あのときの資産の評價を帳簿價額以上
原案によりますと、單に地方鉄道法に規定されておりまする方法によつて算定されました金額を基準とするとのみ、規定されておりまして、提案者の御説明のごとく、拂下げ該当路線の收支が欠損とななつております場合におきましては、不当に瞬く、帳簿價額に近い價格で拂い下げられるのではないかとの感を抱かせるのであります。
先ほど説明のありましたように各線とも赤字でありますが、現在の運賃を改正したら、たとえば阪和線のごときは非常に黒字になるのではなかろうかという予想までもやつておりますが、かような線は別としましてまだ赤字の線が多いとすれば——過去三箇年の間の收支を計算しまして、それでなお赤字があれば、建設費ということになるのでありますが、この建設費なんかについて帳簿價額によるや、時値によるか、これむまた議論があるかと思
最後に公正妥当に定めるということにはなつておりますが、この書き方で行きますと、どうしても帳簿價額ないしは買収したときの價格、あるいは譲渡を希望されるところの希望價格に近い値段で、これがきまるように予想されるものでありまして、当然この基準は一つの基準としてさしつかえないと思いますが、時價をさらに基準に考えて、時値評価というものと、この地方鉄道法の買収價格をきめる規定とを並行して、値段をきめるようにしなければいけないと
時價を基本として、この帳簿價額であるものを参酌して、そうして妥当かつ日本國有鉄道の財政の改善に資するように、定めたいと考えておる次第であります。金額につきまして誤解があるようであります。
○關谷委員 そういたしますと、拂下げの價格は現在は帳簿價額で見てある。そして將來拂い下げをする場合に、これを時價に評價して拂い下げるということになりまして、ある程度のものを拂い下げるということになると、公團は帳簿上には資産というものがなくなつて、そうして実際は厖大な資産を持つ。こういう結果も出て來るわけですね。
○關谷委員 この第八條にあります國有鉄道特別会計の資産、これは帳簿價額であるという御説明を、大臣からか、課長からか伺つたのですが、この資産を現在の時價に評價がえをいたしますと、概算推定どのくらいになるものか、これをお伺いしたいと思います。
○關谷委員 そういたしますと、一部分拂い下げた場合に、現在の全部の帳簿價額を凌駕する金額の收入になるというふうな場合があり得るわけですか。
しかもこれは法律上國とは別だということになつて、國家の公法人たるコーポレーシヨン、それがさらに今度は私法人に性格をかえるという問題が、この次にひそんでおると考えましたならば、そのときに帳簿價額でこれを私法人に切りかえるという事態が発生しないとも限らぬ。これは法律論ではありません。政治上の見通しの議論とし、て、大臣の御見解を伺いたい。
○田中(堯)委員 今の施行法の第八條の御説明のときに、國有鉄道特別会計の資産は約七百四十三億と言われたと思いますが、これは帳簿價額でございますか。
それで今年度におきしましても、もちろん適正な償却というわけには参りませんので、ただ帳簿價格を土台にいたしまして、――帳簿價額と申しますと、実は今日では償却には意味がありませんけれども、帳簿價額を土台といたしまして、それで耐用年数その他を算定して、償却額を出す。 それで三十七億六千五百万円ふえておるというわけでございます。それから予備費が非常に大きく出ております。
序でに二枚目の表の各項目についてそういう具体的な実例が挙げられれば、是非挙げて、その帳簿價額或いは時價、そうしたものと、それから実際に商社に賣渡した價額、その関係を言つて貰いたいと思う。とにかく非常な損失といいますか、この損失を我々はなかなか納得できないわけなんです。
○木村禧八郎君 それでは船舶以外の方ですな、これは他所で、アメリカあたりでもやつたわけですが、戰爭中政府と契約して、それでその人が建設者になつて、後で要らなくなつたとき拂下げるという方法ですね、実際問題として舶船以外の産業設備営團で持つておるものを処分するときに、そういう形において処分されておるが、希望しない場合には競賣によつて外に賣るときに、やはり最初の帳簿價額で賣るのですか、そういう点を一つ……
○中西功君 ですから処分したものについては帳簿價額が幾ら、そうして賣渡價格が幾らというような恰好ができてくるわけです。その減價がいわば損失なわけですね。差額の……。
この日本國有鉄道の資本金は全部政府の出資とし、その総額は昭和二十四年三月末現在の鉄道特別会計の資産の総額でありまして、帳簿價額では約六百億円に達する見込であります。日本國有鉄道の組織は、指導統制の機関といたしまして監理委員会が設置せられ、委員五名に総裁を加え、都合六名を以て組織することになつており、委員は両議院の同意を得て内閣が任命することに相成つております。
あるいはその組合員の持分に対してこれを拂いもどしするというような場合に、今までの漁業会の財産というものは、帳簿價額によつての計算であるか、あるいは時價評價によつてこれをやられるのであるか、これをはつきりといたしておかないと非常に迷いが生ずると私は思います。これはどういう御方針であるか。
○藤田説明員 旧漁業会の資産評價をいたします場合は、帳簿價額によるか時價によるかという問題でありますが、これも農業協同組合で先例がございまして時價による、われわれとしても大体それと歩調を同じくして行きたいと考えております。ただ時價と申しましても、時價とは何ぞやということは相当問題があるであろう。
しかもそれか帳簿價額でございますから、非常に少額なものになつておりました。現在の貨幣價値の変動に伴いまして、本法施行を予想されます本年度末の貸借対照表を予定しましても、非常にいろいろな問題があると思うのであります。
○國務大臣(岡田勢一君) この関係は、只今のような國鉄收支のバランスが非常に困難な時代にありましては、再調達價格を以て減價償却するということになりますと、ますます運賃の負担が増して來るわけでございますので、かような困難な時代には、もう暫く技術的にも辛抱をいたしまして、そうして帳簿價額による償却をやることが至当であると考えております。
○中野重治君 今大臣の御説明の中に、私の質問は非常に尤もであるけれども、今日の現状においては、そこに技術的辛抱をして貰わなければならんという言葉がありましたが、辛抱は幾らでもしなければならんと思いますが、その際の技術的辛抱、時價と帳簿價額の関係をどうしてこういうことに、逆にして辻褄を合せなければならんかという、その際の技術的辛抱というものの具体的内容はどうものでありましようか、何を技術的辛抱とおつしやるのか
○國務大臣(岡田勢一君) 現在申上げましたのは、操作上の問題でございまして、帳簿價額で減價償却をいたすということになりますというと、後の再度調達に対して、其の出どころがないということを意味いたしたものであります。
このため農民に新たな負担をかけることは妥当でないと思われ、又新たに発足いたしまする協同組合にとつて相当な税金負担となつて、健全な発達の障害どなる虞れがあると考えられるので、財産の移轉について特に有價証券移轉税及び地方税を課せないこととし、又不動産又は船舶等に関する権利を承継しまする場合に、その取得について登記を受ける際の價格は、讓渡直前の帳簿價額によつて、時價によらないことにしようというのであります
民間における償却は、御承知の通りこれは帳簿價額によつて行われておるということでございますが、これを急に時價において、再調達價格によつて償却することは無理があるということからいたしまして、結局合計上いたしておりますものは、帳簿價額二百億余に相應する償却費六億を計上しておるにすぎないのでありまして、單に形式的なものであり、そこに実質的意味は何もないというように御承知を願いたいと思います。
もつとも先般厚生大臣から醫療團の施設、特に結核療養施設、なかんずく五大都市の結核療養施設の問題と關連しまして、あの解散の法律の審議の際にすでに表明せられております通り、この評價という問題については、買取つた當時のいわゆる帳簿價額をもつて、今日これをそのままの價格でもとへ讓り渡すというようなことはできない。
組合員に迷惑をかけないようにするとなればこの間も第一復員局の方から御説明がありましたが、共済組合の病院を千六百万円かで政府の方へ賣つたのがございますのですが、これは帳簿價額で賣つておりますから、幾らかこれを時價に引直すというと、相当大きな金になるのでありますが、これをまあ時價に引直さなくても八百万円程度高く政府の方で買つて頂くということになれば、共済組合が財源ができまして、その財源で買戻すことができるのでありますが
そういう場合において今度その財産を新らしい協同組合へ引き繼ぐ、その場合におきまして資産の勘定が、評價というものが帳簿價額によらずして時價によつたということになりますと、その結果は分り易く申上げれば、一旦政府の保證を受けたような貧弱な組合が、協同組合へ、財産を引繼ぐ途端に剩餘金がうんと出るという結果が或いはできるかも知れん。
資産評價は金融機關の再建整備法によつてやるように施行令を決められるということでありますが、併しこの評價基準というものは、本法の中には必ずしも帳簿價額によるということもありませんし、事實問題としては、評價基準というものの算定方法には相當疑義が生じて來るのじやないかと豫想されると思います。
これも御趣意はよく分りますが、その前に大體どの程度のバランスという本當の大雜把なバランスぐらいはこの委員會としても知つておらなければならんのじやないかというように思いますので、極く大雜把なところでよいのでありますが、勿論それも時價と帳簿價額によつて違うと思いますが、それをどういうふうに見た場合にはどうというような、大雜把なところを伺いたい。
現在のところは大藏省を先ず今までに分つております資料でやつておりまするが、いろいろな見方がありまして、例へば帳簿價額で買うというような見方とそれを現在の公定價格で買うということになりますと、相當に開きができるということになると思います。要は營團にも非常な損失は掛けない。同時に又儲けさせるということもさせない。こういうふうな方針で大藏省の方と話合をしております。
それからもう一つは、すでに買取つたものであつて、医療團解散によつて元の所有者にこれを更に買取らせるというような場合にも、やはり帳簿價額を二倍にした額で買取らせるのか、その場合には元の賣渡したときのような價格で拂い下げるのか、そういう点も一つ御説明を願いたいと思います。